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今日の月齢は21.6。 月は今日の夜まで蠍座のエリアに。

人体では「子宮」などの生殖器を司る蠍座。 そこはつまり、生命という最も深遠な謎を生み出す神聖な場所。

容易に他人の目に晒すことも、人とシェアすることもない。 自分でもすべてを目視し、完全に理解することはできない。

「自分」という存在の本質とはそういうもの。

自分を理解し、知り尽くしていると当たり前のように思っている私たち。 でもそれは、自分の表面に貼り付けた「私は〇〇」というラベルを見ているだけ。

性別、年齢、性格、肩書etc…。 他の人と交換可能な汎用性のあるラベルを何枚も纏い、その組み合わせのバリエーションが自分だと思っている。

そのラベルに書かれたシンプルな単語を組み合わせて、自分という存在を表現する。 これが私、と堂々と宣言し、信じて疑わない。

でもそれは飽くまで、外の世界の誰かに説明するための方便。 自分とはそんなに薄っぺらで、限定的なものではないはず。

すべてが混然一体となっていて言葉では切り分けられない。 だから何もないように見えるし理解もできないけれど、すべての可能性を孕んでいる。

それが自分。 その不可思議で未知数の可能性を「私は〇〇だから」なんて言葉で矮小化してしまうのは、もうおしまいにすべきかも。

2月20日 / 今日の月の力を借りるおすすめアイテム

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